労働問題を防ぐには
■労働法を理解する
労働問題対策の基本は使用者側が労働法を理解し、これを遵守した経営を行うことです。例え経営者に悪意がなかったとしても、法律違反をしていた事実が発覚すれば、未払い賃金の支払いなど経済的な損害が生じるだけでなく、ブラック企業というレッテル貼られ自社の信用著しく損なう結果につながりかねません。まずは法律を理解し、その上で労働契約や労働環境を見直していくことが重要です。
■社員の労働状況を把握する
規模が比較的大きい会社では、経営者の目が届かないうちに、社員が長時間労働や休日出勤をせざるを得ない状況に陥っているという事態が起こり得ます。また、セクハラやパワハラなどは上司と部下との個人的な人間関係から生じることも多く、経営者が気がつかないことも多いです。労働問題が発生する危険を抑えるためには社員の状況を詳しく把握する仕組み作りも重要となります。
■労働問題への対策は経営にもメリットが!
労働法を守ることができる経営環境を実現すれば、労働問題を予防できるだけでなく自然と社員の満足度も上昇し業績の改善につながる可能性があります。大切なのはただ法律を遵守しようということではなく、社員が働きやすい職場作りをすることです。
久松法律事務所では、大阪府、兵庫県、奈良県、京都府、滋賀県、三重県を中心に労働問題に関する法律相談を受け付けております。「勤務先で労働時間についてトラブルになった」「上司からパワハラを受けている」等、労働問題に関してお困りのことがございましたら、お気軽に当事務所の弁護士までご相談ください。