06-7222-3079
対応時間
平日 10時~18時
定休日
土・日・祝日

※事前予約で時間外対応可能です

トラブルにならない退職勧奨の進め方/久松法律事務所

久松法律事務所 > 労働問題 > トラブルにならない退職勧奨の進め方

トラブルにならない退職勧奨の進め方

■厳しい解雇規制 
日本の労働法では労働者を中途解雇するためには「客観的に合理的な理由」があり「社会通念上相当」と認められる事情がなければならず、なかなか解雇は認められません。そこで、各企業では自発的に社員に退職を促す退職勧奨が行われています。

 

■退職勧奨の限界
退職勧奨はあくまでも社員の自発的な退職を促す方法であり、退職の強要が認められるわけではありません。強要が認められた場合は、後になって退職が無効とされ社員に損害賠償や未払い賃金などを支払わなければならなくなる恐れがあります。強要とみなされないよう、説得の方法や時間・場所・説得にあたる担当者の人数や人選に気を配る必要があります。

 

■記録を残しておく
退職をさせたい社員には、指導をしたにもかかわらず満足に業務を遂行できないなど、それなりに事情があるかと思います。そこで退職勧奨に至るまでに、社員に行った指摘や指導について記録をとっておくのが重要です。記録を残しておけば、社員に説得する際に客観的に状況を説明する資料となると同時に、万が一その後トラブルになったとしても会社に落ち度がないことを示す証拠となります。

 

■会社の考えを真摯に説明する
何度指導を繰り返しても改善が見られない場合には退職勧奨を行われざるを得なくなると思います。その際は、しっかりとした面談の場を設け会社が求める人物像と当該従業員の現状とのギャップを丁寧に説明し、納得してもらわなければなりません。その際、先述したように指導の記録などがあると客観的な説明に役立ちます。また、転職の不安から退職を拒んでいるような場合には転職先を紹介するなど、会社が従業員をサポートすることで安心して退職できる環境を設けるという方法も考えられます。

 

久松法律事務所では、大阪府、兵庫県、奈良県、京都府、滋賀県、三重県を中心に労働問題に関する法律相談を受け付けております。「勤務先で労働時間についてトラブルになった」「上司からパワハラを受けている」等、労働問題に関してお困りのことがございましたら、お気軽に当事務所の弁護士までご相談ください。

久松法律事務所が
提供する基礎知識

  • 裁判離婚

    協議離婚と調停離婚を経ても離婚が成立せず、審判離婚も言い渡されなかった場合、最終的には裁判によって離婚を成立させることに...

  • DV被害

    「ドメスティックバイオレンス」、通称「DV」は、主に家庭内において行われる暴力行為を指す言葉です。昨今は女性のDV被害だ...

  • 裁判離婚にかかる費用

    話し合いで離婚問題を解決することができなかった場合、最終的には裁判離婚を検討することになります。その際に心配なのが、費用...

  • 労働問題を防ぐには

    ■労働法を理解する労働問題対策の基本は使用者側が労働法を理解し、これを遵守した経営を行うことです。例え経営者に悪意がなか...

  • 生活保護受給者でも自己破...

    勤め先から退職勧奨を受けるなどして不当解雇に遭った際には損害賠償を求めることができます。しかし、収入源がなくなってしまい...

  • トラブルにならない退職勧...

    ■厳しい解雇規制 日本の労働法では労働者を中途解雇するためには「客観的に合理的な理由」があり「社会通念上相当」と認められ...

  • 遺留分

    ■遺留分とは遺留分とは、一定の法定相続人について、相続財産のうち最低限相続できる割合を定めたものです。被相続人は、遺言等...

  • 年収1000万の養育費相...

    親権の有無や同居の有無、年収の高低にかかわらず、父母は離婚後ないし別居後も、未成熟子を扶養する義務があります(ここでいう...

  • 事業承継(親族内承継)

    ■事業承継とは事業承継とは、会社の経営を、後継者に引き継ぐことをいいます。事業承継には、親族内承継、第三者(従業員等)へ...

  • 大阪市の労働問題に強い弁...

    労働問題には、残業代の未払い、賃金減額、不当解雇、労働災害、ハラスメントなど、様々なものがあります。このような問題に悩ん...

よく検索される
キーワード

代表弁護士紹介

これは弁護士に相談してもよいものか… などとお悩みなっている方はいらっしゃいませんか?

久松弁護士の写真
代表弁護士
久松 大輔(ひさまつ だいすけ)
所属団体
大阪弁護士会
ごあいさつ

「まだトラブルになっていないけど…」という方、「トラブルになってしまった…」という方も、まずは弁護士にご相談ください。

解決までの道筋を、法律のプロと共に考えましょう。


当事務所は相談しやすい環境作りを徹底しております。弁護士と言われると敷居が高いと思われるかもしれませんが、そんな事はありません。お気軽にご相談ください。

プロフィール

1987年8月3日 福岡県出身

福岡県立鞍手高等学校卒業

九州大学法学部卒業

大阪大学法科大学院卒業

事務所概要

名称 久松法律事務所
所属 大阪弁護士会
代表者 久松 大輔(ひさまつ だいすけ)
所在地 大阪府大阪市中央区北浜3-2-25京阪淀屋橋ビル8階
電話番号/FAX番号 TEL:06-7222-3079 / FAX:06-7222-3159
対応時間 平日10:00~18:00 ※ご予約いただければ時間外の対応も可能
定休日 土・日・祝 ※ご予約いただければ対応可能

ページトップへ